3-4. ステレオ信号を操作してみましょう

ここでは、DSPボードの入力端子が2チャンネルのステレオになっている ことを利用して、「L」と「R」チャンネルにそれぞれ別々の信号を入力して、 それらに対する様々な操作を行ってみます。


【実習 3-4-1】

  1. エディタでサンプルファイル[pass2] を開いてください。これは、DSPボードのステレオ入力端子の「L」チャンネルと 「R」チャンネルを独立にサンプリングして、それぞれ出力の「L」チャンネルと 「R」チャンネルに送るものです。

  2. PCのCD−ROMドライブに、音楽CDを挿入して、その出力をDSPボードに 入力してください。スピーカで音を聴いてみてください。


【実習 3-4-2】

  1. エディタでサンプルファイル[Karaoke] を開いてください。これは、Lチャンネルの入力信号から、Rチャンネルの入力信号を 引き算して、その結果を出力しています。ただし、この場合の出力にはL、Rともに 同じ信号が送られています。
  2. PCのCD−ROMドライブに入っている音楽CDから信号を入力して 聴いてみましょう。
  3. 入力信号を足し算するようにプログラムを変更すると、 スピーカから聴こえる音楽はどう変わるでしょうか?


【実習 3-4-3】

  1. 今度は2つの信号同士を掛け算して出力するように、プログラムを変更してください。 2つのSGから、違う周波数、違う強度の正弦波を入力して、両者の積を取ると 出力波形はどのようになるでしょうか?


【実習 3-4-4】

  1. もう一度、実習 3-4-1で使用したサンプルファイル[pass2] を開いてください。 プログラムを修正して、片方のチャンネルを反転(マイナスにする)させて みましょう。CDの聴こえ方はどう変わるでしょうか。