4-1. 信号の時間平均や、差分を計算してみましょう
ここからは、再び1チャンネル(Lチャンネル)入力、モノラル出力
(DSPボードではステレオ出力の両チャンネルに同じ信号を出力)で
考えます。
ここでは、現在の信号に、過去の信号を組み合わせて処理を行うことを
考えてみます。
それにより、信号を時間的に平均したり、変化分のみを取り出したりする
ことができるようになります。
【実習 4-1-1】<信号の和を計算する(信号を平均する)>
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エディタでサンプルプログラム[lpf1]
を開いてください。このプログラムは、
現在時刻でのサンプル値と一つ前の時刻でのサンプル値を足し合わせるものです。
一つ前のループで変数oldに代入して残しておいた一つ前の入力データを、現在の
入力データinと足し合わせて出力に送る変数outとしています。
すなわち、図のように、移動しながら現在の値と一つ前の値の平均を取る
(2点平均)ような操作が行われています。

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SGから±1[V]の正弦波を入力してください。周波数を100 Hz〜20 kHzまで変化させて
出力信号の大きさの変化を調べてください。
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サンプルプログラムを基にして、一つ前のデータと二つ前のデータを利用する
3点平均のプログラムを作ってみましょう。
SGから±1[V]の正弦波を入力して、周波数を100 Hz〜20 kHzまで変化させて
出力信号の大きさの変化を調べてください。
【実習 4-1-2】<信号の差を計算する(信号の変化分を見る)>
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今度は、現在のサンプル値から、一つ前のサンプル値を引き算するように、
上の実習 4-1-1で使ったサンプルプログラム[lpf1]
を変更してください。
この操作により、現在の値と一つ前の値の差、すなわち、信号の変化分のみが
取り出されることになります。
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SGから±1[V]の正弦波を入力して、周波数を100 Hz〜20 kHzまで変化させて
出力信号の大きさの変化を調べてください。