5-5. 音像定位

ここではステレオ信号を操作してみましょう。 左右の音声信号を様々に操作することにより、音の聞こえ方(音像)を 変化させることができます。


【実習 5-5-1】<モノラル入力ステレオ出力>

ここでは、マイクで入力されたモノラル(1チャンネル)入力に対して、 2種類の異なる処理をして、ステレオ(2チャンネル)出力を行います。

  1. 実習 3-2-1で使用したサンプルファイル[pass2] を開いてください。今の場合はマイクによるモノラル入力なので、入力は Lチャンネルのみを使用します。入力されたモノラル信号を、そのまま出力の L、Rの両チャンネルに送るように修正してください。マイクで音声を入力して みましょう。
  2. 入力されたモノラル信号を出力のL、Rチャンネルに送る際に、それぞれ異なる 係数をかけてみてください。
  3. 更に出力の片方のチャンネルのみいくらか送らせるようにディレイ関数を かけると、どうなるでしょうか。


【実習 5-5-2】<ステレオ入力ステレオ出力>

  1. 実習 3-4-1で使用したサンプルファイル[pass2] を開いてください。 実習 3-3-3で使用したディレイ関数を利用して、片方のチャンネルの信号のみを いくらか遅らせるようにプログラムを修正してください。CDの音楽などの 聴こえ方がどう変わるでしょうか。