コンパイルの準備


はじめに

 「MS-DOSプロンプト」とはなんぞや?という場合は、 まずMS-DOSあたりを眺めてみてください。 コマンド行編集が可能なシェル を使うと作業が楽になります。

 この例では、実習用ディレクトリの作成とサンプルプログラムのコピーを MS-DOSプロンプトで行っています。 この作業は、エクスプローラで行ってもかまいません。


手順

  1. MS-DOSプロンプトを起動
  2. 実験用ディレクトリを作成
    C:\usr\recurrent」を作成します。 具体的には、
      mkdir c:\usr\recurrent
    
    を実行します。 この下にさらにディレクトリを作ってもかまいません。
  3. サンプルプログラムをコピー
    c:\ez-kit\local\recurrent-2001\に サンプルプログラムが置いてあるので、 これを実験用ディレクトリにコピーします。 具体的には、
      cd c:\usr\recurrent
      copy c:\ez-kit\local\recurrent-2001\*.c .
    
    を実行します。

実行例

 MS-DOSプロンプトを起動するには、 デスクトップ上のアイコン Icon for MS-DOS Prompt をダブルクリックするか、 スタートメニューからプログラム→MS-DOSプロンプトを選びます。 すると、以下のようなウィンドウが現れます。

Screen shot after start-up
MS-DOSプロンプト起動後の画面

 「C:\WINDOWS>」の部分を「プロンプト」と呼び、 現在のディレクトリ (フォルダ) を示しています。 ここにキーボードからコマンドを入力して実行します。

 まず、実験用のディレクトリ「C:\usr\recurrent」 を作成します。 以下の画面例では「recurrent」の部分が「dsp」になっています。 また、サンプルプログラムの内容は一部異なります。

 ディレクトリの作成には 「mkdir」 (MaKe DIRectory) コマンドを使って、 「mkdir c:\usr\recurrent」とします。 「mkdir」は「md」と省略することができます。 以下の画面例では「mkdir c:\usr」も実行していますが、 c:\usrディレクトリは既に作成済なので、 今回は実行する必要はありません。

Making a directory/folder
実習用ディレクトリの作成

 その後、「chdir」 (CHange DIRectory) コマンドを使って、 「cd c:\usr\recurrent」を実行します。 これで、現在のディレクトリ (フォルダ) を変更します。 「chdir」は「cd」と省略することができます。 なお、大文字と小文字は区別されません。

Changing current directory/folder
実習用ディレクトリへの移動

 どのようなファイルがあるのかを確認するためには、 「dir」 (DIRectory) コマンドを使います。

Showing list of files
ファイルの一覧表示

 次に、サンプルプログラムをコピーします。 「copy」コマンドを使います。

  copy c:\ez-kit\local\recurrent-2001\*.c .
を実行します。

Copy sample programs
サンプルプログラムのコピー

List of sample programs
サンプルプログラム


(作成: 2000年10月2日, 最終更新: 2000年11月28日)